白木屋傳兵衛(しろきやでんべえ)の江戸箒を買う
普段、部屋の掃除はルンバとブラーバにお願いしているのだけれど、動きが活発になってきた乳児がいると、これらを使うのが微妙な場面(音とか、はいはいで追いかけちゃうとか)が多々あり、また棚の隙間といったお掃除ロボットでは取れない細かなところに溜まる埃などが気になっていた。
そんなわけで室内用のほうきが欲しいなあと思い、江戸箒の老舗、白木屋傳兵衛でほうきとはたきを買ってきた。
はたきについては、幸田文が父露伴に家事をしつけられた話ではたきのかけ方を教わる話が印象に残っていて、ほうきと共に、いつか欲しいと淡い憧れがあったものなので、ついでながら買えてうれしい。
白木屋傳兵衛の商品はオンラインでの販売も行なっているのだけど京橋に店舗があり、柄の長さや重さ、はき心地などもみたかったので、今回は店舗へ伺った。
私が伺った日は若い女性の方が対応してくださり、箒の違いやはき方、職人さんについてや、お店のちょっとした歴史についても話して下さって、とても楽しく買い物ができた。
ほうきと一緒にちりとりも買った。厚紙を張り合わせ、柿渋を塗って作った紙製ちりとり、らしい。軽くて、柔らかく口の部分がしなるので、ちりが取りやすい。
実際に手にとって、色々と教えてもらいながら買えたので、やはりこういうものは実店舗に行くに限る。
無精箒 3,500円(税抜)、はたき、はりみ 大(紙ちりとり)各1,500円(税抜)。