民芸品を買う
倉敷民藝館を目当てに、少し前に倉敷を訪れた。
丁度民芸市場のある日で、民藝館の前に広げられた民芸品の中から、折角なのでと倉敷ガラスの小さな器を2つ買った。
倉敷ガラスは冴えたブルー(の特に壜)が印象的だったけど、あまり手持ちもなかったのでこちらを購入した。底が五角形なのが気に入っている。
そうめん食べるときとかに良さそうな大きさで、(地元が沖縄なので)気泡ガラスに馴染みがあるのも手伝って思わず手にとった品。
ガラスだけど厚めで丈夫なので普段ガシガシ使える。
沖縄といえばつい先日2年ぶりに帰省して、折角行くのでということで地の物を買い求めてやちむん通りに初めて足を踏み入れた。
やちむん通りとは沖縄の焼物屋さんが立ち並ぶ通りで、国際通りからも近くて観光で行くにも都心にあるのでアクセスしやすい。
並ぶやちむんを見ると、この頃のデザインなのか水玉模様があったり、深い藍色や沖縄らしい朱色を使ったやちむんなど様々なデザインのものがあったけど、個人的に一際惹かれたのが、魚の絵柄の入ったやちむん。
海に囲まれた南の島らしく、色鮮やかな魚がデカデカと描かれたものが定番らしく、幾つもあった。
その中から特に気に入った手前の赤い魚のやつと、大きめの皿の魚を買った。
手前の魚は他の魚とくらべても本当美人さんで、気に入っている。
お店の人曰く「人間国宝の誰々さん、の娘さんの作品ですね」とのことで、「人間国宝の作品、じゃないんかい!」とか思ったけど、やはり良いもののように思う。
昔は沖縄に帰るたびに米軍基地内のフリマだとか、アメカジの古着屋さんだとかを回っていたけど、年を重ねると地の物の良さがようやく分かってくる感じがするよね、と一緒に回ってくれた地元の友人と話ながら歩いたやちむん通りでした。